■8月25日(火) ★★☆ 鶏頭山(1455m)登山 ♨ 岩手県/花巻市
快晴 (予定日26日現地の天気予報曇り/雨、降水確率50%のため,1日繰り上げ挙行)
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往路:累積登下行標高差(↗約934m+↘約4m)/約2時間18分 復路:累積下登行標高差(↘約934m+↗約4m)/約1時間54分.
イ.参加者数:46名(男性r33名+女性13名). ロ.参加費:正席4,600円. +入浴代:500円
山行記
今回の山は登行標高差920㍍余と、今年に入ってからの一番きつい山である。その労に報いるには天候の良い日に
登ること が一番だ。 1日繰り上げ25日登山決定..。
北上市を抜けるころ北方の雲間に青空が覗かれ、東方の早池峰山方面は明るい空に変わって いた。
登山開始、木洩れ日さすクリの広葉樹林を緩やかに気分よく登る。やがて七折ノ滝の分岐を過ごし、しだいに傾斜を増し、
やがて畳石と呼ばれる苔むした巨岩が、カラマツ林の中に横たわっている。
上に行くにつれて傾斜は激しく、険しくなり、ロープや梯子、石段が次々に現れる。
小屋を後にするとオオシラビソの林となり、林と林の間から薬師岳に続く穏やかな山稜が目線高に望まれ、高度を上げてきた なと思う。 ニセ鶏頭だ。
僕は高山には高山らしく楚々と咲く小さな花が好きだ。花の上を細い赤トンボ、神様トンボが舞う、幼かった頃鬼トンボ
を追い、小川で水を浴び、水面に浮かぶ神様トンボを見て楽しんだ。そんな風景を一瞬想い出されて懐かしい。
そんな感傷を吹き飛ばすかのように大きな岩を縫うような岩場にさしかかる。
岩場にしがみ付き這いつくばって登るとようやくニセ鶏頭の山頂に着く。岩場の天辺に地蔵尊が祀られていた。
展望は全方位に広がる。
天はどこまでも青く、南正面に南正面に広がる野沢額山から白森山、小白森を経て連なる稜線は圧巻。
北西に秀麗岩手山が聳え、奥に八幡平の山並み、西方遠くに和賀岳や焼石連山、栗駒山へと連なる山々、日本海側に聳える 鳥海山までもが薄らと眺望される。
東方に」目を転ずれば小田越を挟んで対峙する早池峰山と薬師岳の二つのきれいな三角錐の山容が指呼に望まれ、
五葉山や東野三山などの北上山地の山々が霞に浮かぶ。
先頭集団が鶏頭山山頂へと続く一本の坂道を登ってゆく姿が見える。ここから」標高差90㍍余、20分の行程、登れないことは ないが、下りの急坂の膝を考え、また展望も差ほど変わらず、山頂に行くのを諦め、後続を待ち弁当を開く。
。登る時はは余裕がなかった。周囲の樹林の美しさを楽しみ、紅葉の時季に登れば
さぞかしきれいだろうと想い坂道を下る。
今日の登山は、天候良し、展望良し、美しい広葉樹林帯の中の道、初めて食べた山帽子の実、記憶に残る山行であった。
参加者全員大満足である。
登山開始 | |
畳石 | |
途中の避難小屋で一休み | |
ニセ鶏頭が見えてきた |
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早池峰ウスユキソウ | |
トラノオ(?) | |
ニセ鶏頭の岩場を登る | |
岩間を潜り抜けて頂上に | |
右に薬師岳、左に早池峰山を見る。 絶景なり |
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本物の鶏頭山である | |
山頂標識 | |
本鶏頭山からニセ鶏頭を望む | |
はるかに岩手山を望む | |
ニセ鶏頭の標識 | |
ニセ鶏頭のお地蔵さん |