■8月3日(水)~5日 [日本百名山]
★★☆
妙高山(2454m)・火打山(2462m)(2泊3日)登山 新潟県・妙高市
1、参加人数 男性31名、女性12名 計43名
2、参加費 28,000円
天気が安定しなく、中止も選択せざるを得ない状況だった。しかし奇跡は起こった。
前日まで雷雨に悩まされた天候も、レインウエアを着用すこともなく山小屋に到着できた。
第一日目、8月3日. 仙台~妙高市笹ヶ峰(登山開始)~黒沢池ヒュッテ(泊)
行 程
・仙台駅バス発<6:30>~東北道~磐越道~北陸道~妙高高原IC~笹ケ峰バス停前着<12:55>
・登山開始<13:10>~十二曲~富士見平~黒沢池ヒュッテ着<17:10>~泊.
しかし そこからの急登は半端ではなかった。「十二曲」は覚悟していたが、実はそこから先が酷かった。
「爺返し」や「婆返し」と呼ばれているらしい。前日の雨のせいで道が悪く泥んこになる。
5時ころ黒沢池ヒュッテに着く。悪評高い管理人は変わったらしく「マークさん」というアラスカ出身のナイスガイである。
彼を交えての飲み会は、また今回の楽しいイベントととなった。
いよいよ登山開始。 薄日さえさす天気で嬉しい。 先頭を担当する狩野さん。 やる気満々の顔が頼もしい。 |
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富士見平の湿原を歩く。 ここまで来ると、ヒュッテも もう少しである。 |
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夕食前の一杯! 右が黒沢池ヒュッテの管理人の マークさんである。 日本語も上手で、何かと笑わせてくれる。 林さんなどはすっかり、和製英語で話す。 |
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夕陽もさしてきた。 明日の天気も約束されたようなもの。 マークさんは食事の時に「明日の天気予報は・・・」 と間をおいて「明日は明日の風が吹く!」と言った もんだから、大爆笑が起こる。 |
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ドーム型の山小屋。 50年前の建物らしい。 私たちは、左側の棟に寝起きする。 山小屋は山旅の快適さを左右する。 その意味で、トイレは水洗だし、布団1枚分 のスペースも確保されていた。 |
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朝食はクレープの食べ放題。 子供の食べるものと思っていたが なんと大好評で5枚、6枚の食べる人も。 そういう人は元気がいい。 |
第二日目、8月4日 黒沢池ヒュッテ~妙高山~黒沢池ヒュッテ~高谷池ヒュッテ(泊)
往路:累積登下行標高差(↗約550m+↘115m)/約2時間20分.
復路:累積下登行標高差(↘約620m+↗約270m)/約3時間20分.
行 程
・登山開始、黒沢池ヒュッテ発6:20>~~長助池分岐<7:40>~妙高山山頂着<9:30>~
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・下山開始<10:15>~長助池分岐<10:40>>~黒沢池ヒュッテ着<12:10>~
高谷池ヒュッテ<15:20>~泊
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7:00出発予定だったが繰り上げて6:20分に出る | |
大倉乗越に来ると突如、妙高山の 雄姿が姿を現す。 あの急な斜面の何処を登ればいいのか・・・ と不安がよぎる。 それにしてもいい天気だ。 |
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眼下に長助池が見える。 妙高山には燕温泉からこの長助新道を 来るコースもあるようだ。 |
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急な登りが続く。疲れた体にこのヒメシャジン の美しが癒しを与えてくれる。 |
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最後の急登だ。助かるのは日陰の登山道で 直射日光にさらされないことだ。 だから登れたといってもいい。 とにかくキツイ。 |
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振り返れば大倉乗越と今歩いてきた 登山道が見える。 |
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妙高山山頂広場から雲海を眺める。 天空の世界が広がる |
妙高山北峰での記念写真。皆さんよく登ってきました!
第三日目、8月5日 高谷池ヒュッテ~天狗の庭~火打山~高谷池ヒュッテ~笹ヶ峰~入浴~高速道~仙台
復路:累積下登行標高差(↘約1,220m+↗約80m)/約3時間35分.
行 程
・登山開始、高谷ヒュッテ<5:30>~天狗ノ池<5:50>~火打岳山山頂着<7:40>.
・下山開始<8:10>~~高谷ヒュッテ着<9:40>~富士見平分岐<11:20>~十二曲~笹ケ峰バス停前着<13:30>
・バス発<14:00>~池の平温泉:ランドマーク妙高<14:50>入浴♨、休憩
・同湯発<16:00>~妙高高原IC~上越道~北陸道~磐越道~東北道~仙台駅着<22:05>.解散..
朝5:30 火打山に向かって出発 | |
高谷池湿原にたたずむ高谷池ヒュッテ 昨夜はここに泊まる。 夕食のカレーライスは絶品であった。 お替りをする人しきり。 |
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目指す火打山が見えてきた | |
ここから「天狗の庭」と呼ばれる 高層湿原だ。 |
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湖沼の水面に写る火打山。 幻想的な景色にしばし見とれる。 |
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同上 | |
火打山、途中で朝食をとる。 |
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北アルプスの山々が見える。 鹿島槍、五竜岳、白馬連山だそうだ。 |
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頸城三山の一つ、焼山が噴煙を上げている。 | |
天狗の庭を臨み下山。 往路、この辺でクマと遭遇したのだ。 至近距離わずか15mくらい。 しかし 誰も気づかず登山。 後続にいた5名が見つけ「熊だ!」 と叫ぶも、何の事だか理解出来なかった ようだ。 それから クマ鈴をつけて登る。 熊は人を見ても逃げない・・・ということ が分かる。 クマ鈴もはたして効果があるものやら・・・ |
火打山山頂での記念写真。 これで 今回の山旅も無事達成・・・と満足感があふれる。
オニアザミ | |
ヒメシャジン | |
キヌガサソウ | |
ハクサンコザクラ | |
ヒカリゴケ | |
ホタルブクロ | |
ベニバナイチゴ |
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マルバタテブキ | |
ミョウコウトリカブト | |
モミジカラマツ | |
ハクサンオミナエシ | |
オンタデ | |
○○コウモリ? | |
イワショウブ | |
トウヤクリンドウ | |
ウサギキク | |
ヤマハハコ |
(総括)
素晴らしい山旅であった。 天気が味方してくれた。そしてシルバー世代の「山ぽ・くらぶ」の面々も頑張った。
もう こんな山旅が簡単に出来るとは思えない。
火打山の急登、笹ヶ峰からの急登は70歳超えた世代には、本当にこたえた。
無事 下山とは言いたいところだが、転倒で2名、熱中症で1名発生した。
いずれも大事に至らずに済んで良かったと思う。
この旅が終わると、H29年度の山旅の計画が始まる。
妙高山、火打山も山小屋の予約は1月から始まった。 高谷池ヒュッテなどは4/1 9:00から100回も電話し
定員48名のところ、45名の予約をお願いした。
こうして 我が「山ぽ・くらぶ」は続いてきたことを実感した。