■5月14日(木)  快晴     ★   経塚山(束稲山)(519m)登山    ♨平泉温泉「悠久の湯」 平泉市
               
                予定日の13日台風6号通過のためⅠ日繰り下げ14日登山

       往路:累積登下行標高差(↗約419m+↘約136m)/約1時間58分     復路:累積下登行標高差(↘606m+↗約83m)/約1時間32分.


         イ.参加者数:47名(男性39名+女性8名).         ロ.参加費:3,200円
                                                        +入浴代:500円

ニ.山行記
 
  天候不順のため1日繰り下げたところ参加者が減り47名となったが、今日の天気は問題なし。
  青く抜けるような空を眺め、バスは北上、西に残雪の栗駒山を眺め、一関を過ごすころ、右手に三つの森の山が見えてくる。
  山頂にテレビのあるのが音羽山、右が束稲山、そのじき手前が経塚山かと思いつつ登山口に。
  穏やかな坂道を登って行く、山際の道脇に丸く刈り込まれたサツキの列が続く。
  大きく真っ白な花をつけて咲き、小春日和のような柔らかい光線が、いっそう美しく輝く。
  途中西行法師詠歌の碑を見て、気分よく登って行くと木工芸館前の広場に着く。
   ここからは山手に杉林、左手の斜面は灌木の山腹を巻いて登る。

  やがて展望は西方に一気に開け、田園の中を悠然と蛇行して流れる北上川、向こうに奥州文化の華開いた高舘の
  丘陵地が見え、遥か彼方に残雪に輝く栗駒山や焼石連峰が春霞に薄らと浮かぶ。
  「経塚山まで1.4キロ」の道標からいったん下って、林道を横切り、巨石の間を縫うように登る。
  まるで古城跡の城門をくぐるよう、展望のない樹林帯はアカマツからクロマツに変わり、そよ風が心地よく葉音を鳴らし、啄木鳥  の木を叩く音を聞く、小刻みに下り登り返しの道がしばらく続き、やがて階段を登ると経塚山山頂に着く。
  周囲は灌木が生い茂り、 展望台に上がってようやく風景が広がる。眺望は駒形山と同じ風景だ。
   予定より1時間早く着いたので音羽山の見える町道に下る。満開のヤマツツジの咲く道だ。
   道端に若々しい青いフキの群生に出合う、ある人はフキを、ある人はワラビを採りはじめる。
  下山は往路を木工芸館を経て登山開始した地に下り、ここから長島集落の消防屯所に向かう。
  穏やかな丘陵地帯に広がる棚田、その中にポツンぽつんと点在する古民家の風情は何故か懐かしい。
     やがてバスの待つ屯所に着く。
 バスは毛越寺に向かう。45年前に訪れた時の庭園は光芒とした庭であった。それだけに古えを偲び,時のうつろいを感じたもの   であった。
   今は世界遺産になりよく手入れされたためか真新しい感じである。ただ本堂の本尊薬師如来像の荘厳にして慈愛二満ちた
  御顔を拝したことは良かった。
  お盆に送り火を燈すいう駒形山山腹の大文字を眺め、悠久の湯に向かい疲れを癒やす。
  今回も、新緑と花々に出合い、木漏れ日の山を堪能することができた。山は天候次第だと切に思った。



ヤマツツジ咲く登山道を歩く
平泉がかなた遠くに
眺望を楽しむ
山頂付近の見晴らし台だ。
好い写真ですねえ。
山菜取りで汗をかき、下着になった菊地さん
下山路を下りて集落に


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